極光ナビ旅ブログ

旅ブログ › 旅の準備

スマホでオーロラを撮る設定と撮り方|iPhoneの失敗とカメラ実例

公開 2026-11-03 更新 2026-11-03

スマホでもオーロラは撮れます。カギは「本体を動かさないこと」です。 公式の案内では、iPhone はナイトモードの秒数を「最大」にし、三脚か硬い場所に置きます。 Pixel は天体写真モードを、固定して使います。

私たちは2026年10月のロヴァニエミで、iPhone を手持ちで撮って失敗しました。 三脚に載せたミラーレスカメラ(借りたもの)では、星までピントが合いました。

この記事では、設定の目安を公式情報で整理します。 カメラを借りた流れと、ツアーのカメラマンの写真も載せますね。

スマホでオーロラは撮れる? 私たちのiPhoneは失敗しました

iPhone 16 Proで撮ったオーロラ。暗い画面にぼんやりした緑の光があり、星が短い線のようにぶれている 撮影:私たち(iPhone 16 Pro・ナイトモード・手持ち)。星が線のようにぶれた失敗例

使ったのは iPhone 16 Pro です。 ナイトモードは使いましたが、手持ちでした。 私たちにとっては「失敗」の1枚です。

暗い画面に、緑の光がぼんやり写る程度でした。 星は点ではなく、短い線のようにぶれています。 木もほとんど見えません。

原因ははっきりしません。 「ナイトモードは使ったが手ブレがあった?」というのが、私たちの見立てです。 ナイトモードの秒数は、記録が残っていません。

一方で、手持ちで撮れた例もあります。 北海道新聞の記事では、2024年5月に石狩市で一般の方が撮った例が紹介されています。 iPhone 手持ち・ナイトモード5秒です(出典:北海道新聞)。

iPhoneでオーロラを撮る設定(ナイトモード・固定・ProRAW)

Apple の公式サポートの説明を、撮る順に並べます(出典:Apple サポート「iPhone でナイトモードを使う」)。

iPhone 16 Pro は、Apple ProRAW(加工の幅が広い記録形式)にも対応しています(出典:Apple「iPhone 16 Pro - 技術仕様」)。

ProRAW は Pro のモデルの機能です。 GIGAZINE は対応を「iPhone 12 Pro 以降」としています。 iOS 26 の画面での設定手順も紹介しています(出典:GIGAZINE)。

観光局 Visit Norway は、スマホでもフラッシュを切るよう案内しています。 デジタルズームは避け、RAW が使えるなら RAW で、とも書いています(出典:Visit Norway)。

Android(Pixel)なら夜景モードと天体写真モード

Google Pixel の公式ヘルプの要点です(出典:Google Pixel カメラ ヘルプ)。

オーロラをカメラで撮る設定の目安(F値・シャッタースピード・ISO)

こちらは、借りた α7 IV(ソニーのミラーレス一眼)と FE 20mm F1.8 G(広角の単焦点レンズ)で、パートナーが撮った1枚です。

α7 IVで撮ったオーロラ。カーブする道と針葉樹のシルエット、地平線近くの明るい緑の帯と縦の筋、満天の星 撮影:パートナー(α7 IV・三脚・オートフォーカス)

Beyond Arctic というオーロラツアーに参加した夜に撮りました。 三脚を使い、ピントはオートフォーカスです。

カーブする道と木のシルエットの上に、緑の帯と縦の筋が写りました。 星にもピントが合っています。 パートナーの1枚が、下のAIに相談した範囲の設定だったかは確認できていません。

AIに相談して撮った設定の範囲

私たちのうち1人は、撮影前に AI(Gemini)に設定を相談しました。 返ってきた目安の範囲で撮っています。 1枚ごとの正確な値は記録がありません。

項目 AIに相談した範囲 公式・観光局の目安(まとめ)
F値(絞り) F1.8〜F2.2 できるだけ小さく(いちばん開いた絞り)
シャッタースピード 2〜4秒(動きが激しいとき)、6〜8秒(穏やかなとき) 5〜15秒程度。速く動くときは短く
ISO感度 1600〜3200 800〜3200

表の5〜15秒はオーロラ向けの目安です。 ソニーの15〜30秒は星空向けの目安です。 AIに相談した範囲は推奨値ではありません。

F値(絞り)は、小さいほど光を多く取り込めます。 ISO感度は、光を感じる強さです。

相談した範囲と公式の目安を比べると、F値とISOはおおむね重なります。 シャッターは短めでした。

星が流れない秒数は?(500ルール)

長く開けすぎると、地球の自転で星が線になります。 ソニーは、星を点で写せる秒数の目安として、次の計算式を紹介しています(出典:ソニー「星を点で写す設定」)。

α7 IV はフルサイズです(出典:ソニー α7 IV 主な仕様)。 20mm のレンズなら、目安は約25秒です。

AIに相談して撮った範囲の2〜8秒は、それよりかなり短めでした。 ソニーも「この計算式はあくまでも目安です」としています。

オーロラ撮影のピントはオート?マニュアル?

パートナーのうまくいった1枚は、オートフォーカスで撮りました。

ただ、メーカーの星空の案内では、マニュアルフォーカス(手でピントを合わせる方法)が基本です(出典:ソニー「星を点で写す設定」)。 無限遠(いちばん遠く)でも合うとは限りません。 画面を拡大して確かめるよう書かれています。

ニコンも、明るい星を拡大して合わせる方法です。 気温の変化でずれることがあるので、再確認も大事です(出典:ニコン 星空クイックガイド)。

ツアーでは、カメラマンから「レンズの根元あたりを回せばピントを合わせられる」と教わりました。 「根元あたり」は、私たちの覚えている言い方です。 レンズにはリングが複数あります。どれがフォーカスリングかは、説明書で確かめてから回してくださいね。

α7 IV の説明書では、マニュアルフォーカスの手順は次のとおりです(出典:ソニー α7 IV ヘルプガイド「マニュアルフォーカス」、同「ピント拡大」)。

  1. メニューのフォーカスモードで「マニュアルフォーカス」を選ぶ
  2. フォーカスリングを回して合わせる(リングを回すと、フォーカス距離の目安が出る)
  3. [ピント補助]→[ピント拡大]で拡大し、星が点になっているか確かめる

三脚・タイマー・寒さ対策(バッテリーと結露)

Visit Rovaniemi は、道路わきに車を止めないよう案内しています。 暗い季節は反射材を身につけ、現地の安全の案内に従うように、としています(出典:Visit Rovaniemi)。

ソニーは、三脚では手ブレ補正をオフにするよう案内しています。 リモコンがなければ、セルフタイマー2秒を使います(出典:ソニー「夜空の星を撮る」)。 α7 IV のセルフタイマーには、10秒・5秒・2秒があります(出典:ソニー α7 IV 主な仕様)。

メーカーの使用温度は0〜40℃です。 0℃を下回る場所は、その範囲外です(出典:ソニー α7 IV 主な仕様)。

私たちが行った10月は、感覚では最低−5℃くらいでした(服装の記事「オーロラ旅の持ち物と服装」)。

ソニーのヘルプガイドには、低温の注意もあります(出典:ソニー α7 IV ヘルプガイド「バッテリーについて」、同「使用上のご注意」)。

Visit Rovaniemi も、寒さで電池が早く減るとしています。 満充電のモバイルバッテリーか予備電池を、とのことです(出典:Visit Rovaniemi)。

オーロラ撮影のカメラはレンタルでも(レンティオ)

α7 IV などの一式は、レンタルサービスのレンティオで借りました。 注文画面にあったのは、次の4点です。

お届け予定は2026年10月7日の19〜21時で、自宅に届きました。 返送手続きの期限は10月23日で、返却はコンビニに持ち込みました。 総額は46,737円(クレジットカード払い)です。内訳は確認できていません。

料金はプランや時期で変わるので、レンティオの公式ページで確かめてください。 公式ページには、次の注意も載っています(出典:レンティオ α7 IV)。

自信がなければツアーのカメラマンに撮ってもらう

私たちが参加した Beyond Arctic のツアーには、カメラマンによる撮影がついていました。

お願いすればするだけ、撮ってくれました。 写真は後日、ダウンロード用のURLが送られてきました。 2つ参加したツアーのうち、写真がきれいだったのは Beyond Arctic のほうです。

私たちが一番気に入っている1枚は、このカメラマンに撮ってもらった写真です。

Beyond Arcticのカメラマンが撮ったオーロラ。満天の星と緑のカーテン、針葉樹とカーブする道 撮影:Beyond Arctic のカメラマン(ツアーで撮ってもらった写真)

上のパートナーの1枚と、同じ場所で撮られた別の1枚です。 お金を払って参加したツアーでは、こういう写真を撮ってもらえます。 その例として載せました。

まとめ

予報の見方は「Kp指数の見方」をどうぞ。 ロヴァニエミで今夜見えそうかは、極光ナビの「ロヴァニエミのオーロラ予報」で確かめられます。

参考